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いら☆くまっ!(目覚めた)

見た目は大学生・頭脳はエロゲ脳なイラックマによるエロゲーレビューブログ

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〔2008/7/6〕・・・【レビュー】『プリマ☆ステラ』

Honky-TonkPumpkinと、絵師以外のスタッフを入れ替え、
おなじみchocochip氏が絵を描いた新生BerkshireYorkshireの1作目。
彼女×彼女×彼女はまだサブのルートが残ってたので先にこちらのレビューを。


キャラ・・・27/30点

●主人公

「好青年」の一言。
静歌を助けようとして致命的怪我を負ったにも関わらずまったく責を問うことも無く、それどころか友達になり、
人の問題でもお構い無しに首を突っ込んで解決に力を尽くし、
熱くなりすぎることなく人の意見に耳を傾け、いざという時には捨て身で友達のために行動し、
自分の夢を全力で追いかけ、それ故当然お嬢様達に好かれるが、その気持ちを無碍にすることもない。

その聖人君子っぷりたるや、自分の存在が小さく思えて鬱になるほどでした。
オレカノに引き続き、これほどまでに不快感を持たない主人公も珍しいです。

●静歌

一応メインヒロイン(のはず)。ちょっとヤンデレ風味のお嬢様。

体験版部分にもあった、浴場で背中を流されながら「やっぱり優しくて、素敵な人です・・・」
のセリフで完全に虜にされてしまった方も多そう。
また、他のヒロインといちゃいちゃしてると嫉妬するシーンが非常に多く、なかなか萌えさせてくれるキャラ。

で、「ヤンデレ風味」と言ったのは個別に入った後。

嫉妬が過ぎて「私は捨てられてしまうんじゃないか」と勝手に思い込み、気を引くために主人公にくっつきまくります。
見事にテンプレどおりのヤンデレです。
他のヒロインに当たることがないだけまだ軽度ですが、その後自分のしたことに気づいて自己嫌悪に陥るのもテンプレどおり。
終始明るく纏めてればそれなりにいいキャラだったのに。


●久住

初登場シーンにの「こーーーーうちゃああああん!」から始まり、序盤はこれでもか、これでもかと
かぐやにあるまじきウザさを見せ付けてくれます。
正直「こいついらねえな」と思ってました。クソねえだくずねえだと呼ばれていたのも納得のウザさ。

個別に入ると解決するのか?というと特にそんな兆しも見えず、結局最後まで「ウザい」の3文字しか印象に残ってません。
おかしい、完全に設定とキャラデザインではトップに立っていたはずなのに、全部の要素を見比べると最下位。
何故だ、何故なんだ・・・・・・あ、声か。


●雅

かわいい。結婚してくれ。

クールビューティーぶってるのに、真正面から褒められると照れちゃったりする場面が多々ありますが、
あまりのかわいさに全シーンセーブしてますから。
共通ルートでは静歌や久住の影に隠れがちですが、個別シナリオに関しては一番優遇されてます。
告白シーンも◎、イチャイチャも◎、Hシーンも◎、シナリオも◎、事後談も◎・・・
好きになる理由は曖昧ですが、そんなこと微塵も気にならなくなる魅力がありました。
欲を言えば、このキャラにツンデレ分を補給させて欲しかったなあ。
「ふん、私がこんな男と気軽に話すと思わないでよ」みたいな・・・ゴクリ。

●巴

これもかわいい。結婚してくれ。

体験版でほとんど出番が無かったのでノーマークでしたが、思わぬダークホースでした。
やっぱりちゃたーには偉大です。この声で後輩キャラなんてやられたら悶絶します。
シナリオはまさに少年漫画、特にテ●プリ。
雅と双璧の萌え度で、ストレスなく楽しめると思います。

●その他

基本的に仲間は人が良すぎるキャラばかりで、敵は救いようの無い悪役キャラ。
意図せずキャラに不快感を感じることはほぼありません。
悪役もスパイス程度であっさり屈してくれるので気分爽快。


CG・・・19/20点

概ねいつもと変わらぬchocochip絵。
エロさと萌えを兼ね備えた見事な・・・とかわざわざ説明しなくてもご存知ですよね。
艶女医のときにも書きましたが、「ドキドキお姉さん」からプレイしてきて一番変わったなあと思うのが表情です。
恥ずかしがったりうっとりしたりする表情は、胸とかお尻以外からもエロさを感じさせてくれます。

気になったのは、ロリキャラがまったくいないこと。
本来ロリ分補給用キャラの巴ですら、背が小さいだけで胸はC~Dくらいに見えます。
今回のchoco絵はロリ寄りの絵ですが、釣られないように要注意。

ところで、雅だけ妙なCGが多いのは気のせいですか?私が感情入れすぎですか?
なんかこう・・・目の位置だったり後頭部の形だったりがおかしいCGが多々。
ええ、-1点は単なる私怨です。パースが崩れかかってるのが他のキャラだったら20点です。
マジで恋する5秒前のお気に入りのキャラのCGが一番微妙だなんて悲しいじゃないですか・・・


エロ・・・15/20点

シーン数

静歌・・・8
久住・・・10
雅・・・7
巴・・・7
秘密の小箱・・・各メインヒロイン2、美雪6、悠1、ハーレム5

萌えゲーにしては多く、抜きゲーにしては少ない、そこそこのシーン数。
尺は従来のBYと同じぐらいの長さですが、結構な遅漏で、連戦はやや少なめ。
いつものようにエロにシナリオがおまけで付いた、というよりは、シナリオにエロがおまけで付いた、といった感じ。

かぐやライター陣のテキストのエロさは健在で、もちろん実用性は十分なのですが、
会話が非常に多く、Hシーンにおいても萌え重視。
シーン数ではまだ抜きへの執念を振り切れなかったけど、内容で以前と差別化を図った、といったところでしょうか。

萌えゲーに付けたHシーンにしてはエロいけど、これだけを目当てに買うのはどうかな~というぐらい。
キャラの好み次第ですが、標準抜きゲーレベルよりは上。


シナリオ・・・6/10点

王道は力なり。
スクぷろで完全に失敗した王道学園モノ、今作は無難にまとまってました。
正義は必ず勝つ、悪は滅びる、ヒーローは遅れて登場する、少年漫画的なシナリオ。
ただ主人公がスポ根キャラなためか、全体的に暑苦しかったのが惜しい。

共通ルートは概ね良い話が続きますが、問題は個別に分かれる前に処女を全部食い散らかすところ。
百戦錬磨の痴女ばかり出てくるいつものBYならさほど気になりませんが、
恋愛すら知らないお嬢様達が全員主人公のことが大好き!となれば話は別。
雅の「初めての"本気"だったんだけどな・・・」という言葉がまったく洒落にならず重く心に響く。
鮮血の展開に突入しないのも含め、まあ「良くも悪くもかぐや」かな、と。
オレカノでも感じましたが、こういう作品にこそハーレムルートは必要だと思うんですがねえ。

その辺、「いつものかぐや」から中途半端に脱却しようとした感が見え隠れしてしまっています。


ボイス・・・8/10点

「まきいづみがクールビューティー?バカじゃないの」とか言ってすいませんでした。
声優さんの演技の幅広さを思い知らされました。ジャストフィットです。
先ほど書いた「初めての"本気"だったんだけどな・・・」はここ数年のベスト萌えゼリフ。
全キャラとも、違和感は感じないレベルには達していました。

しかし抜きゲーに於いて、フェラ音の弱さは痛手。
巴と美雪先生は文句無しとして、その他3人は下手と言うよりかなり控えめ。豪快なテキストに追いついてません。
巴にはフェラシーン自体が少ないのも残念。


システム・・・7/10点

カーソルを上に持っていくとメニューが出るタイプの、HTPで使われていたインターフェース。
右クリックタイプより使いやすいのですが、せっかくメニューが隠れるのになぜあんなにメッセージウィンドウがデカいのか?

せっかくのエロい絵が、メッセージウィンドウのせいで胸やら下半身が隠れたりすることが多々。
BYのシステムと違ってウィンドウを消したままオートプレイすることもできずイライラ。
クイックセーブ・ロードだけちっちゃく付けといてくれればよかったのに。





Total・・・82/100点

うーん・・・「どっちつかず」の一言。
シナリオエロも「まあまあ」止まり、ちょっと二兎を追いすぎてしまった感じ。
Hシーンをじっくり見ようとすると中途半端に力の入ったシナリオが邪魔をしてしまい、
シナリオを読み進めようとすると今度はHシーンが邪魔をする、というのが目立ちました。

それでも、「萌えゲー」として見れば十二分に良作。
アトリエかぐやの作品だということを一度忘れて、新鮮な気持ちで楽しんでみるといいかも。



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何故だ、何故雅の初Hシーンが一番後なんだ!不憫でしょうがないぞ!

テーマ:美少女ゲーム - ジャンル:ゲーム

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