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これまでそこそこの良作を輩出しながらも、B級マイナーメーカー止まりだったSiriusの新作。
今作は各所で売り切れが発生するなど、今までにないほど注目を集めていたようですが・・・
キャラ・・・23/30点あまりに静かで孤高の天才でコミュニケーション障害に近いヒロインが一人だけ。
まあ
「無口なヒロインを俺色に染めてやるぜ!」みたいな妄想癖がある人にはいいんでしょうが、
いかんせんデレるのが早すぎるのでそういう感動もあまりなく、キャラ設定に意味が無いような気がしました。
鬱や超展開はないと公言してても、痴話喧嘩の一つや二つあっても良かったんじゃないかと思います。
最初っから最後まで「えんどぅ~♪」で終わられてもねえ、思わずCtrlに手が伸びてしまいましたよ。
あと、冷静に考えてみると
初日にホテルはマズい。セフレじゃないんだから。
もっとそこに至るまでの過程を期待してたのに。がっつきすぎとかもう
そういうレベルじゃないだろう。「腕がおっぱいに食われる~」とか馬鹿なとこは嫌いじゃないんだけどなあ。
でもまあ、サブキャラに不快なキャラが一人もいなかったのは好印象。
ただ冷やかすだけでも応援するだけでもなく、友達として協力するような関係のサブキャラって意外と少ないんですよね。
CG・・・20/20点今回のヒロインはまさかの
Jカップ(98)ということで、
ミヤスリサさんお得意のおっぱいのたぷたぷ感を存分に表現していただけたのでそれだけで満足。
差分無しで90枚と枚数も文句なし。
点数にすれば文句なしに満点なんですが、主人公に顔があるせいで感情移入もクソもないのは困りもの。
他人のバカップルっぷりを延々と見せ付けられてる気がして若干
鬱気味に。あとミヤスさんの絵のもう一つの特徴として
「亀頭が赤い」というのがありますが、
いつにも増して真っ赤でした。
こういう赤さじゃなくてもう本当に
これぐらい。
エロ・・・15/20点ヒロイン1人なのになんと脅威のシーン数
33。
尺は短いですが、主人公ががっつきまくりなのでHシーンを入れる間隔の短さはかぐやに引けをとらず。
しかし致命的なのは、
テキストがエロくもなんともないこと。
ヒロインは積極的ではないし主人公も優しすぎるしで、シチュエーションも変わり映えせず後半はマンネリ。
淫語を連発するわけでもなく、ごく普通のAVを見てる感じ。
こんなんなら寝取られとかあったほうが抜けるんじゃ・・・ゴホン。
シナリオ・・・6/10点良くも悪くもコンセプトどおり。何一つ間違ったことなどしていませんが、まったくルールに触れない
フェアプレイばっかりしてても面白くないんですよねえ。ちょっと我侭が過ぎるか。
一緒に帰ったり、玖羽が風引いたり、相手方の親に挨拶したり、同棲が学校にばれたり、・・・
そんな「こいびとどうしですること」一つ一つは本当に良かったんですよ。ただそれをつなぐテキストが
面白く無さ過ぎる。極端に言うと
サ●エさんをぶっ続けで10時間見せられた感覚に近い。
あれは抑揚は無くても1話15分だからこそ面白いのであって、延々と続けられてもつまらないでしょう。
これも同じで、長くするのならそれなりに起伏のあるシナリオでないと読むほうは飽きてしまう。
そりゃあこのコンセプトから一歩たりとも踏み外さずにシナリオに起伏をつけるなんて無理だろう、
とわかってはいましたが、まさかこれほどとは・・・うーん。
結局1章後半、玖羽がデレ出したあたりがピーク、あとはもう下降線。
ただその一部分だけの萌え度としては文句なしで今期No.1。これがあったから体験版で投げなかったわけだし。
ボイス・・・7/10点如月葵という声優さん自体をあまり知らなかったのですが、少なくとも『Purely』の秋里ママ役の時とは
声色が全然違ったので演技の幅の広いベテランの方なんでしょう。
なので演技は下手ではない、というか無口キャラとしては結構上手かったんじゃないかと思いますが、
なーんかイメージと違った。
「涼風」アニメ版の萌香ぐらい違った。てっきり井村屋ほのかみたいな棒読みクールタイプのヒロインなのかと・・・
まあそれは勝手な推測だったのでいいとして、
チカ先生の煩さは異常。当初心配してた金田まひるが抑え目で助かったと思ったら桜川未央がこれか・・・
イヤホンしてるとビクッとするぐらい煩い。ほんとに。
システム・・・8/10点ディスクレス可、未読スキップ、キャラ別音声ON/OFF、QSAVE/ROAD、フォント設定など一通り揃ってはいるものの、
レスポンスが遅いのと暗転アニメーションの長さ(ON/OFF設定可)がマイナス。
特にレスポンスの遅さはプレイ中結構辛く、右クリックメニューはクリックから出てくるまで2~3秒。
ちょっと短気な人だと舌打ちしそうだ。
Total・・・79/100点完全に設定勝ちしてたはずが、設定に頼りすぎたせいで微妙にノリ切れなかった作品。
イベント一つ一つは相当ニヤニヤさせてくれるレベルだっただけに、変化の無さ過ぎるシナリオが惜しまれます。
また、
いくら「エロゲー」でもこういうのばっかりだと困る、ということを教えてくれた作品でもあります。
2年に1回ぐらいならこういう作品があってもいいんじゃないかな、と改めて思い直しました。
テーマ:美少女ゲーム - ジャンル:ゲーム